https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/618/

「若いから生活保護はだめ」はどうすればいい?
――若さを理由に生活保護の申請を阻まれたという声が届いています。1人は、当時、原因不明だった体調不良で限界を感じ、生活保護の相談に行ったところ「あなたはまだ若いし、ハキハキものを言えるからもう少し頑張ってみたら」と言われた方。
結局、発達障害と双極性障害と診断され、障害者手帳を持つようになると申請がスムーズに進み、生活保護を利用しているそうです。

「働きなさい」「納税の義務がある」と言われるのが怖い
――生活保護の申請段階や利用開始後の仕事についての声も届いています。
ASD・ADHD不注意優勢型と診断された52歳の男性は、「働けるかどうか聞かれるのが怖い。働けるなら働きなさいと言われ、生活保護の話を打ち切られたら生活できない」と寄せてくださいました。

田川:これは取り越し苦労です。申請段階でたとえ働けたとしても、現在、働いていない、あるいは働いていても収入が少なければ生活保護の開始はできます。
開始したあとの「働いてくださいね」という就労支援はあります。ですが、いま働けるけれど、困っている方に「働いたらいいんだから」と言って話を打ち切るのは違法です。
もし自治体でそういう対応があれば、いわゆる水際作戦で大きな問題になります。ですから、心配しなくても大丈夫です。