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【3月6日 Xinhua News】中国の無人配送車メーカー、新石器慧通(北京)科技が開発、製造した無人自動配送ロボットを使った個人向け配送サービスが、日本の北海道石狩市や千葉県の幕張地区などで試験的に実施されている。同社の劉明敏(Liu Mingmin)無人車市場副総裁は「物流の担い手不足の地域で特に歓迎されている。今後もこうした地域への対応に力を入れていきたい」と語った。

 冬は気温が氷点下10度まで下がり積雪が続く石狩市は、交通の便が悪く、1人暮らしの高齢者は外出や買い物もままならない状況だった。無人配送車の導入後、新鮮な野菜や食品を届けてもらえるようになったと喜びの声が上がっている。

 無人配送車は長さ2・5メートル、幅1メートル、高さ1・5メートルとサイズは小さいが、フル充電時の航続距離は200キロで24時間の稼働が可能。さまざまなサイズのロッカーを20個設置し、多少の雨や煙霧、みぞれなどの気象条件下でも時速約15キロで走行できる。

 石狩市の協力の下、京セラ子会社の京セラコミュニケーションシステム(KCCS)と宅配大手のヤマト運輸が展開。新石器は最新型の「X3 Plus」を提供した。

 同社海外マーケティングの責任者を務める徐其遠(Xu Jiyuan)副総裁によると、石狩市にはこれまでに6台提供しており、年内にさらに10台余り追加する。2029年までにさまざまなタイプの車両を数百台提供する計画だという。

 一方、千葉県の幕張地区でも「X3 Plus」を活用した地元スーパーマーケットの無人配送サービスを実施している。近隣のマンションに住む顧客が対象で、注文はオンラインで行う。配送ロボットがマンションに到着するとメッセージが届く仕組みになっている。

 同社は無人パトロール車や無人販売車なども手がける。中国と日本のほか、シンガポールやタイ、マレーシア、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、スイス、ノルウェー、ドイツ、英国、オーストラリア、スペインにも進出している。(c)Xinhua News/AFPBB News

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