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同社は2月15日、小型PHVセダン「秦PLUS DM-i 冠軍版」の受注台数が発売から5日間で2万5000台を超えたと発表した。同車は最廉価グレードの希望価格が9万9800元(約194万7000円)と、PHVで初めて10万元(約195万1000円)を切る価格で投入された。

同一車種に(駆動方式の違いで)EV、PHV、エンジン車の3つが揃っている場合、通常はEVの価格が最も高く、PHVがその次で、エンジン車が最も安い。EVとPHVは高価な車載電池を搭載しており、前者のほうが電池の搭載量が大きいためだ。

ところがBYDは、PHVである秦PLUS DM-i 冠軍版に(車格が)同じクラスのエンジン車と並ぶ値札をつけてきた。エンジン車の人気車種である日産の「軒逸(シルフィ)」やフォルクスワーゲン(VW)の「朗逸(ラヴィーダ)」などにとって、手強いライバルが出現した格好だ。