鳥取県内で、相次いで明らかになるスーパーの閉店。来年度には、JAが運営にかかわる13店舗が閉店の方針を固めている。閉店後、地域の買い物拠点をどう確保するか。そのヒントが鳥取県倉吉市にあった。

鳥取県倉吉市北西部の灘手地区。市で最も人口の少ない地域で、2月末時点の人口はおよそ850人。高齢化率は40%を超えている。そんな人々の買い物を支えているのが、地元住民が共同で運営するスーパー『なだて明るいノーソン』。

買い物客
「車がなく、あまり街に出ないので、便利が良くて助かっています」

「料理をしていて、調味料とか足りないときに、さっとこれるところがとっても重宝してます。助かります」

2017年3月、灘手地区の住民が買い物に利用していたJA生活センターが閉店。貴重な買い物拠点を守ろうと有志が立ち上がった。運営の受け皿となる拠点をつくり、閉店からおよそ1年後の2018年3月、“ノーソン”が誕生した。

一般社団法人なだて 筏津純一代表理事
「閉店になって、地域の方が買い物ができないという声があって、買い物難民にもなるし、そのために地域を去られた方もあるし、なんとかしないといけないということで、有志が集まって、こういう小さなお店をオープンしました」

レジ打ちや品出しなどの業務は、ボランティアの住民6人で切り盛り。全員がスーパーの経営に携わるのは初めてで、手探りで店づくりを進めていた。

つづき
https://news.yahoo.co.jp/articles/44183133933123a0caeadf70320ff3819f16236d