イラン女子学生を狙ったとされる疑惑の毒物事件をめぐり教師が抗議活動
https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_87056/
ドバイ:イランの教師たちは火曜日、数百人の女子学生を狙ったとされる疑惑の毒物事件をめぐり、いくつかの都市で抗議活動を行った。活動家によると、治安部隊は水鉄砲や催涙ガスを使ってデモの一部を解散させたという。

一方、検察当局はジャーナリストや活動家などに対し、未解決の毒物事件に関する発言を理由に刑事告発を開始した。問題の件は11月に始まり、ここ数日で数十の学校で疑わしい事例が報告されるなどエスカレートしている。

今回の毒物事件の疑惑が浮上したのは、イランで2022年9月に道徳警察による逮捕後に死亡したマフサ・アミニ氏の死をめぐる抗議が、何カ月も続いていた最中のことだった。
一連の抗議は、1979年のイスラム革命以来、イランの神権政治に対する最も深刻な挑戦のひとつとなっている。今回新たに発生した事件は、子どもの安全を親たちが心配する中、公衆の怒りを再び呼び起こす恐れがある。
今回のテロ事件の背後に誰がいるのか、(使われたとすれば)どのような化学物質が使われたのかは、依然として不明である。

テヘランを拠点とする改革派新聞『エテマド』が集計した数字によると、これまでに少なくとも127校が中毒の疑いがあると報告しており、最近の1日だけでも数十件が報告されている。
事件発生の報告があったほぼすべての学校は女子校である。

活動家やイランのメディア報道では、これまでに1000人以上の生徒が体調不良を訴え、そのうち少なくとも400人が入院したとされている。
イラン当局は、一連の事件が始まって以来、正確な数字を発表していない。

しかし、事件を調査する委員会のメンバーで、治安部隊と密接な関係を持つイランの著名な議員、モハメド・ハッサン・アセファリ氏は、半国営のISNA通信の取材に、
イラン31州のうち25州にわたる230校で、これまで5000人もの生徒が体調不良を訴えたと語った。これまでのところ、これほど高い数字を示した政府関係者やメディア報道は他に確認されていない。

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