「死んでいた方がまだ諦めがついた…」4億円級納車トラブル被告の初公判を傍聴した被害者の慟哭
https://news.yahoo.co.jp/articles/c788f508d690a80a4a73842aee11fc518b3599a1

長野県の自動車販売業「デュナミス・レーシング」を巡る新車購入代金詐欺事件について、
詐欺罪に問われていた同社の元社長、小谷徹の初公判が2月27日、長野地裁で開かれた。
車いすで入廷した小谷被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

(中略)

検察側の冒頭陳述によると、1995年に創業した「デュナミス・レーシング」の経営は
2007年から赤字に。2013年の時点ではメーンバンクから新規の貸し付けを受けられなくなった。
2016年ごろから顧客に車の購入代金の先払いを求め、
期限になっても納車されないことが1年に複数件発生するようになっていた。

2020年に入ると新型コロナウイルスが蔓延し、
同年末から小谷被告が脳梗塞を患ったため、さらに経営が悪化。
翌21年春頃からヤミ金融からカネを借りるようになり、同年10月までの同社の債務残高は
4800万円にのぼった。お客から振り込まれたお金は、すぐにヤミ金融への返済や
ほかの客への返金のために使われていたことも裁判で明らかにされた。

2月27日、初公判の傍聴に訪れ、400万円を小谷被告に払った被害者Bさんはこう明かす。

「小谷社長と会うのは今日が初めてでした。印象は『ヨボヨボのお爺さん』と思いました。
また被害者に対して反省の色はなく、面倒臭そうな感じでしたね。
罪を素直に認めれば 、情状酌量をもらえる、というような
弁護士との打ち合わせのストーリーを感じました。
ヤミ金から逃れて安心している感じもありましたね。
刑務所に入って三食たべて、借金の取り立てからも解放されて平和に過ごすと思うと頭にきます。