■Zoom出演とギャラの安さに飛びついたテレビ局

「今春以降、ひろゆき氏を起用する地上波の番組はほとんど消滅するでしょう」と語るのは在京キー局関係者だ。

「ひろゆき氏がテレビでブレイクしたのは、コロナ感染対策による制作上の制限と『フランスからのZoom出演』がマッチしたのが大きい。さらに、安価なギャラでも出演してくれることから、どの企画会議でも『とりあえずひろゆきの名前を出しておこう』といった風潮がありました」

 コロナ禍が生んだ「ひろゆきブーム」。その終焉を加速させる理由のひとつが「アフターコロナ仕様」への転換だ。

「マスク着用が緩和される3月13日以降、各局は足並みを揃えて出演者間のアクリル板を外すのですが、番組の構成面でも可能な限りアフターコロナの機運を醸成する方針で一致しているんです。その流れに反してまで、ひろゆき氏をオンラインで起用したいという番組も少ないでしょう」(同)

 さらに「脱・ひろゆき」を決定づけるのが、同氏に対する「海外からの批判」だという。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/319742/3