待望2年半 東京国際クルーズターミナルに外国クルーズ船初入港

東京国際クルーズターミナル(東京都江東区青海)に今月から、外国の船会社のクルーズ船が入港し始めた。
令和2年9月に開業するも、新型コロナウイルス禍で2年半にわたり国内船のみの利用に限られ、待望の初来航。
すでに複数の予約が入り、訪日外国人観光客(インバウンド)による経済効果に期待がかかる。
都は、ターミナルから観光スポットへの導線確保のほか、改めて各地の魅力周知に力を入れる。

2日午前8時ごろ、ドイツの船会社が運航するクルーズ船「アマデア」が、東京国際クルーズターミナルに到着した。全長約200メートル、総トン数約2万9000トン。昨年末にフランスを出発し各国を巡る世界ツアーの道中で、日本には1日に静岡・清水港に寄港。国内2港目として同ターミナルに入った。

アマデアには約500人(定員600人)の外国人が乗船しており、同日の歓迎セレモニーで小池百合子知事は「東京は文化と伝統にあふれた街。
(著名なレストランガイド本の)『ミシュラン』の星付きのレストランは世界で最も多く、舌でも楽しんでほしい」とあいさつ。
船を下り都内各地の魅力に直に触れてもらうよう、PRに余念がなかった。
都によると、同ターミナルには今後、月内だけで5隻の外国クルーズ船が来航予定で、4月以降も予約が続いているという。
https://www.sankei.com/article/20230307-7LRDJI66VFPADARVP6XCGPXS4Y/
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