ゆくゆくは漢字を絶滅させるはずだった…「中国の漢字」が妙に簡略化されている恐ろしい理由
https://president.jp/articles/-/67071?page=1

2023/03/08 15:00

漢字発祥の国でありながら、現在の中国は「簡体字」という簡略化された字体を
使っている。なぜか。お茶の水女子大学の橋本陽介准教授は「中国共産党は
『漢字は劣った文字』とみなしていたので、ゆくゆくはアルファベットに移行する
つもりだった。簡体字はその過程にできたものだ」という――。

漢字はいつ、どのようにして生まれたのか
漢字はおおむね甲骨文→金文きんぶん→篆てん書→隷れい書→草書・行書・楷書
と発展してきた。

甲骨文は殷いんの時代(紀元前17世紀頃~紀元前1046年)に使われていたもので、
主に骨や甲羅に書かれていたもの。長らく失われていたが、清末に発見され、20世
紀になってからようやく研究された。

甲骨文字は、最初に発見した王懿栄おういえいが薬として服用するための竜骨
(大型哺乳類の化石化した骨)に文字が書かれているのに気がついたというエピ
ソードがよく語られているが、これは事実ではないらしい。こうした出来すぎた物語
はたいてい作り話である。