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高濃度の汚染で人が立ち入りできない
https://i.imgur.com/7e1LUyT.jpg

1号機:100兆~200兆ベクレル
水素爆発でコンクリート製の3段重ねの蓋がずれ落ちている
原子炉を支えるコンクリートも溶かした可能性

2号機:2京~4京ベクレル(京は兆の一万倍)
水素爆発を免れ蓋はそのまま
大半が圧力容器内にとどまっている可能性

3号機:3京ベクレル
水素爆発したが蓋はそのまま
ほぼ全量が圧力容器を突き抜けて格納容器底部に落下か


「デブリが上にあるようなもの」格納容器の上ぶた高濃度放射能汚染 福島第一原発の廃炉に新たな壁
2021年01月27日 07時00分
2号機の上ぶたの放射性セシウムの濃度は少なくとも2京~4京ベクレル(京は兆の1万倍)で、事故時に大気に放出された量の2倍程度と推計した。放射線量は毎時10シーベルトを超えるとみられる。

人が1時間ほどとどまれば確実に死亡する。

デブリがある格納容器底部の毎時7~42シーベルトにも匹敵する。

3号機も3京ベクレルと極めて高い。

 調査に関わった規制委の更田豊志ふけたとよし委員長は、昨年末の記者会見で既に「格納容器の底にあるデブリ(事故で溶け落ちた核燃料)が、高いところにもあるようなもの。廃炉にとって極めてインパクトの強い情報だ」と危機感をあらわにしていた。

◆デブリ取り出し 1、3号機は方法すら決まらず
 政府と東電の計画では、1~3号機のデブリを遠隔操作で取り出し、「原子炉の冷温停止から30~40年後」に廃炉を完了するとしている。まず2号機で格納容器側面からロボットアームを入れ、デブリをかきだす計画。1、3号機は方法すら決まっていない。

通常の原発ならば、ふたは炉心内の核燃料を出し入れするときに外される。ところが、ふたの高濃度汚染により、格納容器上部からデブリを取り出すことは極めて難しくなった。格納容器はそもそも解体できるのかという検討も迫られる。
 調査チームリーダーで原子力規制庁前長官の安井正也特別国際交渉官は、上ぶたの取り外しが難しく、保管する場所すら困るとしている。