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大谷翔平やダルビッシュ有など、多くの日本人メジャーリーガーが参加し盛り上がりを見せている野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)。侍ジャパンこと日本代表は8-1で勝利した中国戦に引き続き13-4で韓国代表に快勝。

先発のダルビッシュと4番の村上宗隆こそ不調だったものの、1番のラーズ・ヌートバーや3番の大谷、5番の吉田正尚らが大活躍。韓国代表をコールドゲーム寸前まで追い詰めるなどその実力を存分に発揮した。

2006年の第1回大会から続く因縁のライバルである韓国に勝利したことで、東京ドームは歓喜の嵐に包まれ、東京ドームで観戦していたというファンは、

「ヌートバー選手の全力疾走が本当にかっこよかったです。目当ての大谷選手の動きを実際に見ることができて感動しました。この調子で世界一を取り返してほしいです」

と興奮気味に語った。

しかし、その波は東京ドームでとどまっているようで、若者の町である渋谷は普段と変わらない週末を迎えていた。

日本代表のユニフォームに身を包み、渋谷センター街に設置されているテレビで日本代表を応援していた男性は

「サッカーワールドカップのときみたいにめちゃくちゃ盛り上がるかなって思ったんですけど、試合見ている人全然いないですよね。せっかく韓国に勝ったのにハチ公前でスマホを見ている人のほとんどがツイッターをやっててWBCは見てないみたいだったんで、ちょっと残念です」

とさみしげに手に持っていた缶ビールをあおっていた。

実際、渋谷で日本代表のユニフォームを着ている人は片手で数えられる程度。ハチ公前広場に現れた女性ファンは

「ツイッターで試合経過はチェックしていました。サッカーワールドカップのときみたいなドラマチックな展開を期待してたんですけど、一方的な試合展開が続いたのであんまり面白くなかったです」

と不満げな様子だった。

渋谷近辺のスポーツバーでも、日本代表のテレビ中継よりも隣の人との会話に夢中になっている人のほうが多く、スポーツバーの店員は

「野球を見に来ている人は(店内の)半分もいないですね。ぶっちゃけWBCにあんまり興味ない人のほうが多いです」

と語った。

連日報道が続いているにも関わらず、なぜWBCが渋谷でそれほど注目されていないのだろうか。全国紙のスポーツ担当記者は次のように分析する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90f241687ed746c666bb6576ee26fdc6f067b242