https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230308/k10014001521000.html
ランスで7日、年金の支給を開始する年齢を64歳に引き上げる制度改革に反対するデモやストライキが全国規模で行われ、社会の混乱が深まっています。

フランスではことし1月、マクロン政権が年金の支給を開始する年齢を現在の62歳から64歳に引き上げるなどとした制度の改革案を示したのに対し、労働組合側が激しく反発しています。
日は「フランスを停止させる」というスローガンのもと、1月から6度目となる労組の大規模抗議が行われました。

主催者によりますと、フランス各地で開かれたデモ集会にはあわせて350万人が参加したということです。

また、鉄道や地下鉄、電力会社、それに学校などで労組の組合員が一斉にストライキを行いました。

AFP通信などによりますと高速鉄道のおよそ80%が運休したほか、パリの地下鉄では3本に1本が運休した路線もあり、社会の混乱が深まっています。

このうちパリ中心部のデモに参加した労組の代表のひとりは「1月以来、数百万にのぼる人々が反対の声をあげているのに政府は一向に聞く耳を持たない。デモもストライキもギアを上げるしかない」と述べ、今後も抗議を続ける考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230308/k10014001521000.html
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