シシトウの辛みはなぜ「弱い」のか? 辛み抑える二つの「主役」特定


 トウガラシの仲間なのに「辛み」をほとんど持っていないシシトウ。ただ、時々、激辛のものもある。この仕組みに関わる遺伝子のなぞを、信州大の研究チームが突き止めた。

 辛みの強弱を自在に調整できれば、好みの辛みを持つ新たなトウガラシの品種誕生につながる可能性がある。

 トウガラシの仲間には、辛い品種以外にピーマンやパプリカ、シシトウなどがある。ピーマンとパプリカは、一つの遺伝子が機能を失って辛みがなくなったことが知られている。

 だが、シシトウはたまに強い辛みを持つ実が出てくる。うっかり口に入れて辛かった場合、俗に「当たり」とも言われる。
https://www.asahi.com/articles/ASR3F64VVR3BULBH00K.html
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