カカオがSMエンターテインメントの経営権確保に最終的に成功すれば、K-POP産業は現在の1強(HYBE)3中(SM・JYP・YG)から2強(HYBE・カカオ+SM)2中(JYP・YG)の構図に再編される。

IU(アイユー)・IVE(アイブ)にNCT・aespa(エスパ)まで強固なアーティスト・ラインナップを構築したカカオは、世界音楽市場に名を馳せる機会を得た。カカオの傘下に入ることになるSMは計画していた「SM3.0」の独立的運営を土台にプラットフォーム基盤のグローバル成長を継続することになった。

HYBEが買収合戦から退いたことからSMを獲得したカカオは、K-POP業界2位の地位獲得に一歩近づく。ワントップのIUと第4世代代表グループとして位置づけられたIVEを擁するが、ライバル会社に比べてグローバル市場では遅れを取っていた弱点を一気に克服することができる。SMにはBoA(ボア)・東方神起・SUPER JUNIOR(スーパージュニア)・SHINee(シャイニー)・EXO(エクソ)・Red Velvet・NCT・aespaなどが属している。SMは年間31枚のアルバム(2022年基準)を発売し、1400万枚の販売量を誇る。