丸川元環境相、古巣幹部に義理チョコ 公選法違反の恐れに「反省」

丸川珠代元環境相が先月、バレンタインデーのチョコレートを環境省幹部数十人に
贈っていた。丸川氏は東京選挙区の参院議員で、選挙区内での寄付行為を禁じる
公職選挙法に違反する恐れがある。

丸川氏の事務所は取材に対し、来年以降はやめる考えを示し、「いわゆる義理チョコだが、
注意深さに欠けていた」と反省している。

丸川氏は2015年10月~16年8月まで環境相を務めた。複数の環境省職員らによると
丸川氏はそれ以来、幹部職員数十人に対して毎年2月にチョコレートをプレゼント。

職員側も執務時間内にメールを回して集金するなどし、赤ワインや洋菓子などの
返礼品を丸川氏に贈っていたという。

公選法は公職者による選挙区内での寄付を禁止していて、都選挙管理委員会事務局は
「一般論ではチョコのような有価物を贈るのは公選法違反に該当する」。

同法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授は「丸川氏は東京選挙区の参院議員。
都内でチョコを無償で贈ると、公選法が禁止する寄付に該当する」と指摘する。
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