「好きになってもらえるように男が努力すべきだ」という意見もありますが、努力してなんとかなるものならとっくになっているでしょう。そもそも、「自分の好きな相手に好きになってもらえないことを、自分の努力だけでなんとかできる」と妄信するならば、それはストーカー化してしまう。打つ手なしです。
若者の雇用環境や所得があがることは、こと未婚化の解消という面だけではなく、QOLの観点からも実現すべきことですが、それが婚姻に結び付く層もいる反面、「好きになってもらえない」層は取り残されてしまいます。
しかし、少し考え方の視座を変えてみましょう。何も恋愛や結婚だけがしあわせになる道ではありません。未婚でも、恋愛相手がいなくても、何かしら没頭できるオタク趣味のある人の幸福度は高いことがわかっています。
実は、不本意未婚の人たちの多くが陥っているのは、「結婚すればしあわせになれるはず」という思い込みです。別に未婚でもしあわせであっていい。そして、実はしあわせになることが先で、恋愛や結婚なんてものは、その後に付録としてついてくるものではないでしょうか。
そもそも「どうせ自分は不幸だ」と思いながら生きている人と恋愛したいとか結婚したいという人がいるわけがないのです。
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