「うちの医者や理事長なんかは『頼む、もう一回波が来てくれ』とか言って毎日、手を合わせていました」
そう告白するのは、都内の医療法人に勤める40代男性。男性の職場は無料PCR検査場の運営やコロナ禍での往診もおこなってきた。男性は国が3200億円かけ、これまで進めてきた“コロナ対策”に疑問を抱いている。

「陽性者の数が減っていくとテンションだだ下がり、上がっていくと第○波キターって感じを繰り返してきた3年間でした。でも5類に引き下げられる5月で無料検査が終わるので、PCRバブルも赤信号ですね」

「一番忙しかった去年の7~8月ごろは、PCRの無料検査だけで毎日150人は来られていました。感染の波が下火になるにつれて検査に来られる方も減ってきて、年が明けてからは一日50人というところですね。若い人は少なくて、40~50代の方が多いです。
検査して陽性判定が出る割合もガクッと減っていて、最近は陽性者ゼロという日も結構多く、収束しつつあることを実感していますね。ビジネス的には喜ばしくないことなので、うちの医者や理事長なんかは『頼む、もう一回波が来てくれ』とか言って毎日、手を合わせていましたよ」

繁忙期と比べて「客」が3分の1に減った現状に対応すべく、10人いたアルバイトも4人に減った。実際、新型コロナが感染症法上の分類で2類から5類に引き下げられる5月7日をもって、この無料検査も終了する。彼らにとっては「憂き目」なのだろう。

「そうなんでしょうね。繁忙期はPCR無料検査だけで毎月4千万円ぐらい売り上げがあったわけですから。この間、うちの理事長はクルマを何千万円もする超高級外車に乗り換えたし、海外に豪遊しに行ってほとんど帰ってきませんでした。まあ、コロナで儲けていたのはこの無料検査だけじゃありませんしね」

https://news.yahoo.co.jp/articles/18bdcbb7f4f67a48629fc6385f382bf6b24a4c57