袴田事件、証拠「捏造」の可能性にまで言及した高裁決定…捜査当局に衝撃

確定判決が、袴田元被告を「犯人」だとする証拠となった血痕付きの衣類。
この日の高裁決定は捜査機関が発見現場のみそタンクに入れた可能性が極めて高いとし、
証拠を「捏造」した可能性にまで踏み込んだ。

静岡県警刑事企画課は、「法曹三者で審理しているため、県警は関与しておらず、お答えする立場にはない」とコメント。
「捏造」の指摘についても、「組織として決定文を見ていないため回答できない」とした。
東京高検の山元裕史次席検事は「主張が認められなかったことは遺憾。
決定の内容を精査し、適切に対処したい」とコメント。

捜査機関による「証拠捏造疑惑」は静岡地裁決定も言及していたが、
ある検察幹部は、再審開始の決定を「予想外」とした上で、衣類の問題について
「たとえ第三者が入れた可能性があるとしても、高裁があそこまで書き込むのは冷静さを欠いている」と反発した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/198b582f1e50a4f28a3c0589d9d7fb6edfcbe9b4?page=2