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道が設立した道内唯一の林業専門学校で卒業式

旭川市にある林業の担い手を育成する道内唯一の専門学校の卒業式が13日行われ、36人の卒業生が学びやをあとにしました。

道が設立した道内唯一の林業の専門学校「北の森づくり専門学院」では13日、林業・木材産業学科の2年生36人が卒業式に臨みました。
式では、卒業生代表の部屋希美さんが「林業を通して地域に貢献できる人材になれるよう進み続けたいです」と抱負を述べました。
この学校では林業先進国のフィンランドの教育手法を取り入れ、生徒たちが道内各地の林業の現場で伐採や加工の技術を学んでいます。
学校によりますと、生徒たちは企業から林業分野の即戦力になる人材として期待されていて、卒業生の数の7倍を超える277人の求人が寄せられ、就職を希望する35人全員が内定を得たということです。
東京出身で、来月から滝上町森林組合で働く江頭功祐さんは「最高の仲間と出会え、すばらしい環境のなかで林業を学べました。仕事はもちろんプライベートでも森林や木材の価値を広く発信していきたいです」と話していました。