千曲市の姨捨の棚田で育った「棚田米」を使い、しなの鉄道(上田市)の観光列車「ろくもん」で販売を予定する弁当の試食会が15日、千曲市役所であった。
棚田のPRに取り組む屋代高校(千曲市)2年生が、食材に棚田米を使うことを提案した弁当で、生徒たちが味を確かめた。

 軽井沢町の飲食店「ろぐ亭」が手がける「特製牛カルビ弁当」に棚田米を使用。試食会には同校から荻原彩矢(さや)さん(17)、田中志歩さん(17)、秋田らなさん(17)が参加し、
この日は昨年の棚田米を使った弁当を小川修一市長、しなの鉄道担当者と試食した。田中さんは「棚田米は冷めてもおいしい」と太鼓判。
「幅広い人に食べてもらい、棚田の魅力を知ってほしい」と期待した。

 弁当は税込み1500円で、11月ごろから新米を使って数量限定で提供する。食事が付かない「指定席プラン」で事前に申し込むと購入できる。

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