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「わたしの学校のともだちはママが2人のことをわかってくれるのに、日本はなぜわかってくれないんですか。子どもにもわかるようにおしえてください」。東京都のaiさん(42)、真里さん(36)=仮名=の同性カップルの次女は、はがきいっぱいに思いをぶつけた。小3の長女は家族全員が笑顔を浮かべたイラストをカラフルに描き、別の1枚にはこう書いた。「ママがふたりの家だけど、わたしもしあわせだし、ねこも犬もしあわせそうにいつもねてるし、ごはんもばくばく食べてます」

aiさん、真里さんは精子提供を受け、娘をそれぞれ出産した。何度も話し合って悩んだ末、娘の友達や教員にも「母2人」の関係を伝えている。地域で家族として築いてきた当たり前の暮らしがあるのに、同性婚は法律で認められない。娘たちは、政権中枢から差別発言を向けられる理不尽さを感じ取っていた。はがきを見て、aiさんと真里さんは涙が止まらなかった。2人は「首相は子どもたちが納得できるよう疑問に答えてほしい」と話した。

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