https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001018/wpe07.htm

WORLD PC EXPO 2000会場レポート

【ストレージ編】
2倍密度CD-R/RW、DVD+RWのメディアのみ登場ほか
会場:東京ビッグサイト 東1~6ホール 西3ホール
入場料:1,500円
■2倍密度のCD-R/RW「DDCD-R」、DVD+RWはメディアだけが登場
 太陽誘電メディア(That'sブランド)の総販売元「スタート・ラボ」のブースでは、ソニーが7月5日に発表した記録容量1.3GBの倍密度CD-ROM/R/RW規格「Double Density CD-/R/RW(略称DDCD)」のメディアが参考展示されている。

 しかし、ソニーのブースでは肝心のドライブの影も形もなく、それどころかDDCDに関する展示はまったくない。そのため、現時点ではいつ頃DDCDが市場に登場するのか不明だ。スタート・ラボの説明によれば「ソニーがドライブを発売する時には“DDCD-R/RW”ドライブとするのではなく、新製品のCD-R/RWドライブはDDCD-R/RWにも対応しているというスタイルをとる」とのことで、知らない間に対応ドライブが登場していたということになるかも知れない。

 メディアの価格については「通常のCD-R/RWメディアよりは、若干まだ歩留まりが悪い」(スタート・ラボ)とのことで、CD-R/RWより少し高価になりそうだ。現在、CD-R/RWはドライブ、メディアともにかなり価格が下がってしまい、国内メーカーにとって儲からない商品になりつつある。そこで、2倍容量という付加価値で、価格を維持するという目論見だ。

 しかし、ドライブが発売されなければ、メディアも発売できないわけで、スタート・ラボも「早くドライブを発売して欲しい」と話していた。

 またRiTEKのブースでは、こちらもソニーが推進する記録できるDVD規格の1つ「DVD+RW」のメディアだけが展示されていた。ドライブの動向がわからないので、メディアだけ参考出品されても、エンドユーザーはどうすることもできないのだが、「まだ、あきらめたわけではない」ということは確認できる。

 ソニーは過去にも、次世代FD「HiFD」の時も規格を出したものの、市場投入のタイミングを逸して国内でドライブを発売しなかった(これから発売するのかもしれないが)。DDCDや、DVD+RWは、市場に出回る日がやってくるのだろうか? 注目される
またRiTEKのブースでは、こちらもソニーが推進する記録できるDVD規格の1つ「DVD+RW」のメディアだけが展示されていた。ドライブの動向がわからないので、メディアだけ参考出品されても、エンドユーザーはどうすることもできないのだが、「まだ、あきらめたわけではない」ということは確認できる。

 ソニーは過去にも、次世代FD「HiFD」の時も規格を出したものの、市場投入のタイミングを逸して国内でドライブを発売しなかった(これから発売するのかもしれないが)。DDCDや、DVD+RWは、市場に出回る日がやってくるのだろうか? 注目される