不適合安全帯 製品名を公表 厚労省が注意喚起

厚生労働省は、国家規格で定める要件を満たしておらず、労働安全衛生法で使用禁止に該当する墜落制止用器具を公表した。メーカー、ユーザー、販売業者の関係団体に宛てて、注意喚起の通達を発出している。
公表されたのは、有限会社安琳のフルハーネス:YPNSLJPWS2と、日本ハネウェル株式会社のランヤード:FP81 ST1.8Rの2つ。販売数は順に約5000個、664個で、どちらも耐衝撃性に問題があった。

厚労省では、高所作業などの際に使用が義務付けられている墜落制止用器具の安全性を確認するため、国内で販売されている製品の構造、性能、強度などを試験する買取試験を実施している。

令和4年度の買取試験では、フルハーネス型31種、胴ベルト型8種を対象に実施した。その結果、一部製品に墜落制止用器具の規格で定める構造、性能、強度などの要件を満たしていないものが判明したことから公表した。詳細は厚労省のホームページで確認できる。

https://www.rodo.co.jp/news/146386/

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