取材では、神戸家裁の記録廃棄について「倉庫が手狭になった影響もあるかもしれない」という元男性職員の証言もあった。

 神戸家裁によると、事件記録は庁内の「記録庫」の棚に保存される。その中でも、連続児童殺傷事件の記録は「スペースを取ったと容易に想像できる」と関係者は口をそろえる。

 男性は廃棄の数年前には少年書記官として在籍。廃棄は「定型的」な仕事だとして、こう述べた。

 「記録はどんどんたまるのだから、入らなくなれば(保存場所を)国の金をかけて造らなあかん。廃棄していかないとサボっているのと同じことですよ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0961ca43e2cdd5f662f527be9584948d262750de