旧速からもう18年ぐらい嫌儲見てる俺が言うと、強制移住前の旧速は反ネトウヨではあっても左派では決してなかった

せいぜいノンポリで、ネトウヨが嫌われていたのも右翼的民族主義的思想だからというよりも、フジデモに代表される連中の振る舞いの異様さやイデオロギイッシュで教条主義的な態度にこそあった

ジャップ連呼という旧速から始まった風習も、それ自体は反日イデオロギーとしてではなく、あくまでネトウヨの教条主義を揶揄し、過剰とも言えるナショナリズムを換骨奪胎するためのアイロニーとしてあった

要するに、それは匿名掲示板のエートスを反映して、非政治的態度と、権威を嘲笑うアイロニーによってなり立っており、いま現在の党派的政治が全面に露出している嫌儲のそれとは全く違う

これは初期の嫌儲においてもそうだろう
少なくとも2015年ぐらいまでの嫌儲では、自民党が今のようにあらゆる日本社会の悪の原因であって、左派政党を支持するのでなければケンモメンにあらずといった空気感はなかった

あとそもそも政治スレでIDを真っ赤にして互いの党派が何十レスも言い争うというような、ほぼ生活のレベルで特定のイデオロギーにずっぷり浸かっている「政治的人間」もいなかった

だいたい17年ぐらいから嫌儲の全面的な政治化と左傾化が始まった印象がある
これはツイッターが情報メディアとして日本人の日常生活の中心を占めるようになった時期とちょうど一致する