やはりバフムトにおける激戦は、スターリングラード攻防戦と共通点が見出せるようだ。

「バフムトのウクライナ軍は、持ちこたえているだけでロシアに勝利していると言えます。
ワグネルやロシア軍を全滅させる必要はありません。
自分たちの戦力保持を最優先にしながら、敵に出血を強いることが求められています。
ロシア軍は緒戦で将軍クラスを相次いで失い、今では連隊長クラスの死傷者が増加しています。
指揮官が払底した軍隊は弱体化が避けられません。バフムトの陥落に失敗したワグネルとロシア軍は、スターリングラードで敗れたドイツ軍のように、後は総崩れという可能性も否定できないのです」(同・軍事ジャーナリスト)