地下鉄サリン、遺族が献花 発生28年、霞ケ関駅
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14人が死亡、6千人以上が重軽症を負った1995年のオウム真理教による地下鉄サリン事件から28年となった20日、地下鉄職員の夫を亡くした高橋シズヱさん（76）が、多くの被害者が出た東京メトロ霞ケ関駅（東京都千代田区）を訪れ献花した。
高橋さんが代表世話人を務める被害者の会は、事件の資料を保存、公開する施設を設立するよう国に要請している。
献花後、高橋さんは「事件を知らない人が増え、忘れ去られているのではないか」と懸念を示し、カルト宗教への関心が高まっているとして「繰り返される問題だと思う。きちんと（資料を）管理し続けてほしい」とした。
