ドイツ中部のヘッセン州にあるカッセル大学が9日、総学生会主導で大学に設置された平和の少女像を急遽撤去したことを受け、
現地の韓国人団体が「原状復旧」を要求するなど、強く対応する方針を示した。
6日に韓国政府が敏感な韓日間の「歴史懸案」である強制動員賠償判決について一方的な譲歩案を発表するなどの態度を示したことを機に、
撤去を求める日本政府から圧力を受けてきた大学側が撤去に踏み切ったものとみられる。

正義記憶連帯は10日、報道資料を出し、これまで行われた日本政府の「圧力」を詳細に説明した。
少女像が設置されてから3日後にドイツ・フランクフルトの日本総領事がカッセル大学総長と面会し、
「少女像が反日感情を助長し、カッセル地域の平和を危険にさらす恐れがある」と主張し撤去を要請しており、その後も大学の業務に支障をきたすほど訪問を繰り返した。
また、大学側は日本の極右勢力からの悪質な手紙とメールにも悩まされてきた。協議会は今回の撤去に抗議し、近いうちにカッセル大学で大規模な糾弾行事に乗り出す計画だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f863a3672e42676adb6c120018ab467c8273b23