シリコンバレー銀行CEOが破綻直前に株を大量売却。破産後はハワイへ
https://www.gizmodo.jp/2023/03/silicon-valley-bank-ceo.html
そして彼らは売り抜ける―。

株が紙くず同然になって世間が大騒ぎになっているのを後目に、シリコンバレー銀行(SVB)を自滅に導いた責任者であるはずのグレゴリー・ベッカーCEOは、破綻のわずか2週間前(2月27日)に持ち株9万8000株の10%(1万2451株)を1株287.42ドルで売って357万8652.31ドル(約4億7200万円)がっつり手にしていたことがわかりました。

あまりにもタイミングがよすぎやしないか?と米司法省が調査中です。

役員がこぞって大量売り
同行のリスキーな資産運用については1年余り前から監督機関であるサンフランシスコ連邦準備銀行(FRB SF)が再三再四、警告を放ってきました。

しかし経営は一向に改善されず、CEOはもっぱら株を売って少しでもお金を手元に残そうとがんばるばかり。この2年で手にした現金は延べ2950万ドル(約38億8000万円)にものぼります。

ダニエル・ベックCFOも同じ2月27日に持ち株2,000株を1株287.59ドルで売って57万5180ドル(約7600万円)を取得していますし、 国債を買いまくっていたローラ・イズリエタリスク管理最高責任者は昨年5月に突如退任して710万ドル(約9億3300万円)余りの退職金を手にしいますし(前年暮れに株は大量に売って417万6354ドル[約5億5900万円]確保済み)、こうした大量売りはほかの役員も巻き込んで2021年5月から行なわれていました。