363ページにわたる報告書は、ロンドン警視庁は組織的に人種差別的で、女性嫌悪的で、同性愛嫌悪的だと非難。人種差別的な警官や職員、日常的な性差別、「根深い」同性愛嫌悪などに言及した。

報告書では、以下のような内情が明らかになった。

・老朽化した冷蔵庫は常に満杯。昨夏の熱波では冷凍庫が壊れ、保管してあった証拠が被害を受けてレイプ疑惑の捜査が打ち切られた

・女性職員に対する差別がある。車に尿の入った袋が投げられる、男性職員同士が性器を露出し合う、コーヒーカップに性具を入れられるといった事例があった

・シャワー室で尿をかけられるといった通過儀礼が存在する
シク教の警官がひげをそられたり、ターバンを靴箱に入れられたりした事例や、ムスリムの警官のブーツにベーコンが入れられた事例があった

・調査に協力した職員の5人に1人が、個人的に同性愛嫌悪を受けたと答えている

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65034917