FRB 0.25%利上げを決定 インフレを抑えこむ決意打ち出す
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230323/k10014016701000.html

アメリカで銀行破綻が相次ぐ中、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は21日から2日間開いた会合で、0.25%の利上げを決めました。金融システム不安がくすぶるなかでも、インフレを抑えこむ決意を打ち出した形です。

FRBは21日からの2日間、金融政策を決める会合を開きました。

声明では相次いだ銀行破綻について「アメリカの銀行システムは健全だ」としたうえで、「最近の動きは家計や企業の信用状況を厳しくし、経済活動や雇用、インフレに影響を与えるだろう」との文言が盛り込まれました。

そのうえで、これらの影響がどの程度になるかは不確実であり、引き続きインフレのリスクに注意深く対応する必要があるとして、政策金利を0.25%引き上げることを決めました。

これによって政策金利は4.75%から5%の幅となります。

アメリカでは2つの銀行が相次いで破綻し、このうちシリコンバレーバンクはFRBの急速な利上げによって保有する債券の価格が下落し、財務の悪化につながったことが破綻の要因とみられています。

このため市場では金融システムへの影響を見極めるため、利上げをいったん停止するという見方も出ていました。

金融システム不安がくすぶるなかでもインフレを抑えこむ決意を打ち出した形です。

アメリカ政府とFRBはこれまで金融システムの不安を払拭するため、預金の全額保護など異例の措置を相次いで打ち出し、「銀行システムは強固で健全だ」と繰り返し強調していました。