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全文これだろ

わたしは改めて、太陽の下に行われる虐げのすべてを見た。見よ、虐げられる人の涙を。
彼らを慰める者はない。 見よ、虐げる者の手にある力を。彼らを慰める者はない。

既に死んだ人を、幸いだと言おう。更に生きて行かなければならない人よりは幸いだ。
いや、その両者よりも幸福なのは、生まれて来なかった者だ。太陽の下に起こる悪い業を見ていないのだから。

人間が才知を尽くして労苦するのは、仲間に対して競争心を燃やしているからだということも分かった。
これまた空しく、風を追うようなことだ。愚か者は手をつかねてその身を食いつぶす。
片手を満たして、憩いを得るのは 両手を満たして、なお労苦するよりも良い。 それは風を追うようなことだ。