海上自衛隊佐世保地方総監部(長崎県佐世保市)は27日、同僚の現金を盗んだとして、佐世保警備隊の30代男性3等海曹を懲戒免職処分とした。3曹は調査に「小遣いが少なく、切り詰めた生活から抜け出したかった」と話しているという。

総監部によると、3曹は昨年3月8日、同僚の財布から現金4千円を盗んだ。同年5月に警務隊の調査で発覚。その後の聞き取りで、平成26年度末ごろにも同僚のキャッシュカードを使い、ATMで5万円を引き出して盗んでいたことが明らかになった。いずれも返金しているという。

警備隊司令の小林知典1等海佐は「所属隊員の規律の順守に対する意識の向上を図り、一層の指導に努める」とコメントした。