三浦瑠麗氏がフジテレビをジャッジ!〝有識者会議〟出席に局員から嘆き

出演見合わせ中でもお台場に〝出勤〟していた――。国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が木曜レギュラーのフジテレビ系「めざまし8」30日放送を欠席した。これで2か月にわたって欠席している状態だ。一方で、瑠麗氏はフジの番組に意見する〝有識者会議〟には出席していた。意見される側のフジ局員には不満が出始めている。

 フジの公式サイト内の「番組審議会議事録概要」によると、番組審議会は2月8日(524回)と3月8日(525回)、東京・台場のフジテレビで開催された。瑠麗氏も委員として出席。2月の審議会では1月期の月9ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書」、3月の審議会ではバラエティー「ぽかぽか」について、同氏をはじめとした外部有識者、同局幹部が議論した。

 番組審議会は、民放各局が自社番組の適正を図るために設置する機関。局から委員に委任された外部有識者がその局の番組に意見し、局はそれを番組作りに生かす。同会の設置は放送法で義務付けられ、開催は原則月1回。フジの審議委員は、2019年4月から務めている瑠麗氏のほか、大相撲解説者の舞の海秀平氏、放送作家の小山薫堂氏ら計6人。

 瑠麗氏といえば、木曜レギュラーの「めざまし8」を1月26日放送から欠席している。欠席の詳細な理由は発表されていない。再生可能エネルギーの投資やコンサルタントを手がける夫の清志被告が業務上横領罪で東京地検特捜部に逮捕、起訴されたことを受け、フジが瑠麗氏の出演を見合わせ続けているとされる。

 今月30日放送で欠席は2か月にわたり、10週連続。3月いっぱいで正式降板するという話も出ている。その状況でも同局内で行われた番組審議会には出席していたわけだ。

 フジ関係者は「渦中の瑠麗氏から番組について意見されることに、複雑な思いを抱く局員はいます」と首をすくめる。広告代理店関係者も「夫が逮捕、起訴されたことは瑠麗氏には痛手。『さわやかな朝の情報番組には瑠麗氏は向かない』という声もSNS上にある。その人物から番組に意見されることに、フジ局員から不満の声も出ている」と話す。

 フジは取材に対し、瑠麗氏が3月の番組審議会に出席した理由について「総合的に判断したものです」と回答。「めざまし8」を3月いっぱいで降板するのは事実かと問うと、「そのような事実はございません」と否定した。出演見合わせをこのまま続けるようだ。

 フジはなぜ、瑠麗氏の「めざまし8」出演を見合わせ、番組審議会への出席はOKにしているのか。

「現段階で瑠麗氏が清志被告の会社経営にどの程度タッチしていたかは不透明です。ただ、情報番組はクリーンなイメージを求められ、かつ、今の状況では瑠麗氏の解説には説得力を欠く。だから出演は見合わせ。一方で、番組審議会は視聴者に放送せず、自社向けの会議に性格が近いので、出席はOK。上層部はこう判断したといわれています」(前出フジ関係者)

 自身の置かれている状況を把握した上で出席する三浦氏もなかなかのものだが…。

https://news.yahoo.co.jp/articles/23968c7ae694a56cbdf31eb450088a1e57ee21fc