南極のクロージア岬は、通常であれば旅行者はもちろん、科学者でさえ行くようなところではない。世界最大級のアデリーペンギンの居住区を保護するために、一帯を訪れるには特別な許可を取る必要がある。
体重約4.5キログラムのアデリーペンギンたちが、空にテラー山がそびえるこの荒涼とした海辺に、推定で60万羽集まっているといわれる。
この冬、ナショナル ジオグラフィック探検ツアーで現地を訪れた写真家のジェフ・モーリッツェン氏は、ほかの仲間とは異なる姿をした1羽のペンギンを発見した――その個体は、羽毛の黒い色が抜けてしまったかのように体色が薄かった。
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