紀里谷和明監督「何度も死のうかと思ったことが」SNS誹謗中傷根絶訴え 苦しんだ経験明かす


映画監督の紀里谷和明氏(54)が3日、ツイッターを更新。
SNS上で受けた誹謗中傷により「何度も死のうかと思ったことがあります」と苦しんだ経験を明かし、あらためて根絶を訴えた。


紀里谷氏は、X JAPANのYOSHIKIがSNS上で殺害予告ともとれる書き込みを受け警察に報告したと明かしたツイートを引用し、
「もう本当にこの問題はどうにかしないといけないんではないでしょうか?芸能人や公人に対してなら何を言っても構わないという風潮がそもそもわかりません」と言及した。

続けて「こんな僕でさえ、どれだけ人格否定や誹謗中傷をを受けて傷ついてきた事か、それに比べたらYoshikiや他の表舞台に立つ人達は何倍もの苦しみを味わっているはずです」と、
誹謗中傷を受ける著名人らをおもんばかるとともに「実際そういう状況を見てきましたし、自分も何度も死のうかと思ったことがあります」と告白。


「人はそれを『有名税』と言います。あたかも何らかの正当性があるような言い回しですが、なんでそんなものを払わなければならないのでしょうか?」と疑問を投げかけ、
「それがまかり通るのであればどんないじめも正当化できます。実際行われているのはいじめ以外のなにものでもないし、実際にそれで死んでしまう人達も沢山いて、それは立派な殺人です」と指摘した。


紀里谷氏は04年に映画「CASSHERN」で映画監督としてデビュー。
今年4月7日公開の最新作「世界の終わりから」を自身最後の監督作とするとしている。

先月20日に都内で行われた完成披露舞台あいさつでは「過去5~10年は絶望のどん底にいました。20年間、苦しみの中にいました」とこれまでの道のりを振り返り、
「映画監督には批判がある。苦しいと申し上げましたが、出来上がると喜びがある。これ以上の喜びはない。本当にありがとう」と涙に声を詰まらせながら語っていた。

プライベートでは02年にシンガー・ソングライター宇多田ヒカルと結婚したが、07年に離婚した。


https://news.yahoo.co.jp/articles/54cb7a1dca9f514494b952b5aae14e9375b1e1fc