今国会で立民は、安倍政権時代に政府が放送法の解釈を変更して報道の自由に介入しようとしたと批判してきた。ところが、小西氏は衆院憲法審査会で毎週審議することを「サルがやること」「野蛮」などと表現した自身の発言が報じられると、「NHKとフジテレビに対し、あらゆる手段を講じて、報道姿勢の改善を求めたい」などと報道機関をけん制した。

 立民は小西氏を参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭したが、その後も小西氏は「産経記事は名誉 毀損きそん 」「朝日の政治部はここまで劣化しているのか」などとツイッターに投稿した。

 小西氏の発言は選挙戦にも波及し始めた。統一地方選の応援に入った立民若手は「街頭で『早く辞めさせろ』と言われた。無党派層の離反が怖い」と吐露した。立民は統一選後半戦と並行して行われる衆院千葉5区補欠選挙を重視するが、小西氏は千葉県選出で、影響を懸念する声が出ている。
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