事故があったのは富山城址公園近くの富山市本丸の歩道で、今月1日午前10時半ごろ、自転車に乗っていた市内に住む33歳の永森志寿香（ながもりしずか）さんが、軽乗用車にはねられました。

警察によりますと、永森さんは救急車で病院に搬送され意識不明の重体でしたが、きのう亡くなりました。警察は容疑を過失運転致死に切り替えて捜査をしています。

軽乗用車を運転していたのは新潟県糸魚川市の無職・山岸喜一容疑者（73）で、過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕されました。

山岸容疑者は家族2人と、富山城址公園に訪れていて、公園の駐車場に入ろうとして道路を左折したところ、自転車に乗った永森さんをはねたということです。永森さんはヘルメットを着用していなかったということです。山岸容疑者や同乗していた家族2人にけがはありませんでした。警察が事故の原因を調べています。城址公園は桜が満開で、現場は一時騒然としました。

永森さんは富山駅近くにある居酒屋「おばんざい志」を経営していて、富山市内の自宅からおよそ3キロ離れた店の方向に、自転車で向かっていたとみられます。

富山県警は、ヘルメット着用が努力義務になったことを受けて、自転車に乗る人にヘルメットの着用を呼びかけています。

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