東京都が若年被害女性等支援事業を委託していた一般社団法人「Colabo」(コラボ)をめぐって“島流し騒動”が起きている。

 2ちゃんねる創設者のひろゆきこと西村博之氏は3日に東京都の人事異動を伝えるツイートを引用し、「契約規則違反をしてColaboにお金を払ってた事が判明した東京都福祉保健局ですが、都庁で担当部長だった人が、4/1から小笠原島勤務に、、、江戸幕府から続く『島流し』が現在も続いてるんですなぁ、、、」とつぶやいた。

都で同事業を所管するのは福祉保健局だ。コラボをめぐっては会計に不正があるのではないかとして住民監査請求がなされたものの、不正はなかったことが分かっている。また、同局が都の規則にのっとらずにコラボと事業契約していた疑惑も浮上していた。

 人事異動では同局担当部長が小笠原支庁長(島しょ保健所小笠原出張所長兼務)に異動するとなっている。小笠原とは東京都小笠原村のことで都庁から約1000キロ離れているという。小笠原支庁は父島にあり、公式サイトによると約80人の職員が働いている。

 ネットではこの異動がコラボ問題の責任を取っての“島流し”扱いされているが、実際にそうなのか。


「まったく関係ありません」と否定するのは都庁関係者だ。

「異動する方は児童養護施設などに関わる仕事をしており、コラボは担当していませんでした。出世の過程でよくある異動で、島流しどころか昇進に向けたステップでしょう」(同)

 むしろ、小笠原支庁勤務は都庁職員の間でも人気だという。

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