マレーシアの下院は3日、強制死刑制度を廃止する法案を可決した。これにより、死刑判決を受けている1300人以上が刑の執行を免れる可能性がある。

マレーシアは2018年以来、死刑を執行していない。

同国ではこれまで、殺人やテロなど11の重罪で有罪となった場合、強制的に死刑が科せられていた。今回の採決では、圧倒的多数の議員が、強制死刑制度の廃止に賛成した。

裁判所は今後も、例外的なケースでは死刑判決を言い渡す権利を持つ。

https://www.bbc.com/japanese/65171672