怒られた事実は、なぜかいつまでも記憶に残る。

でも、全部が全部というワケではない。体感的なものだから、何とも言えないのだが。なんとなく、理不尽な理由で怒られた場合には、ことさら長期間にわたって記憶される気がする。

なかでも、予想に反して怒られる、そんな時ほど惨めなものはない。

だって、認められたい、褒めてもらいたい。誰しも、そんな承認欲求に従うからこそ、必要以上の力を出すワケで。そうして、自分なりには結果が出たと。ようやく褒められると思って報告すれば、まさかの逆鱗に触れる。

そんな落差の激しい状況では、特に理不尽さを感じるもの。期待を裏切られた無念さが、長く記憶に留め置くのかもしれない。

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