ウクライナ陸軍の司令官は6日、同国東部の都市バフムートについて、天然の防御により「難攻不落の要塞(ようさい)」になっているとの見方を示した。

陸軍のオレクサンドル・シルスキー司令官は、SNSのテレグラムで「この地域ならではの地理的な特徴がある。当該の都市は圧倒的な高台や丘に囲まれ、街自体が敵にとって罠(わな)になっている」と述べた。

シルスキー氏によると、ウクライナ軍は天然の地形に沿って障害物を設置。それが現場の地域を難攻不落の要塞にし、数千人の敵が死亡する状況になっているという。

「我々はあらゆる選択肢を用いる。技術的な能力のみならず自然の機能も活用して、敵の最もすぐれた部隊を撃滅する。戦闘は続いている」(シルスキー氏)

ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、「バフムートで降伏する者は1人もいない。我々は可能な限り戦うだろう」と述べていた。

https://www.cnn.co.jp/world/35199650.html