沖縄県警名護署は4日、名護市辺野古の新基地建設を巡る安和桟橋での抗議行動で警備員の腕に肘打ちしたとして、暴行の疑いで住所不詳、自称73歳の無職男性を現行犯逮捕した。調べに対し、「覚えていない」と容疑を否認しているという。

 県警によると男性は安和桟橋の出口ゲート先路上でダンプカーの進行を妨げ、土砂の運搬を遅らせる行動をしていた。立ち止まった男性に警備員が近寄って移動を促したところ、警備員の左上腕部に肘打ちしたという。近くの警察官に通報し、現場で男性が暴行を認めたため現行犯逮捕した。

 逮捕を受け、市民らは4、5の両日、名護署前で抗議集会を開いた。5日は約50人が参加。「不当拘束を止めろ」などとシュプレヒコールを上げた。うるま市島ぐるみ会議の宮城英和事務局長(74)は「抗議活動を弾圧する行為には反対の声を上げ続ける」と話した。

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