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15年以上前にはかなりアブナイ疑惑が指摘されていた。それは“映画撮影のために猫を殺した”というものだ。

これを報じたのは当時の「女性自身」(光文社)。「動物王国の独裁者 ムツゴロウの素顔」なる追及シリーズを1998年10月に3週連続で展開したのだが、そこで畑氏の実弟が実名告発したのである。

 86年公開の映画『子猫物語』でのこと。主人公の仔猫・チャトランが多くの動物と出会い、成長していくという冒険物語で、畑氏が監督・脚本を務めて大ヒットを記録したのだが、撮影現場にいたという弟は、こう重苦しく証言したのだ。

「主犯は兄貴ですが、そこにいた人は僕も含めてみんな共犯ですから」
「チャトランが死んだんです…。事故のような…、いや殺してしまったといってもいいです…。許されざることです」
「あれは動物愛護の面からも、物作りの人間としても、風上にもおけないことをしてしまった」(「女性自身」10月6日号)

「映画に使ったチャトランの数は1匹だけではなく、20匹いましたが、そのなかの1匹が交通事故にあって死んでしまったんです。かわいそうにと、誰かが、その死んだ猫を埋葬しようとしたら、ムツゴロウさんに“バカヤロウ! 死んでもハク製にしたら使えるだろう”と、鬼のような形相で怒鳴られていました」
「猫に涙を流させるシーンで猫の頭を開いて、直接、涙腺を刺激しようと提案したのもムツゴロウさんだったはずです」
「お腹を空かせたチャトランがブタのミルクをもらい、お腹がいっぱいになった仔猫の様子を撮影するとき、お腹を開いて手術をして、胃に風船を入れるということもムツゴロウさんが言っていました」
「2匹並んだ子ブタの上をチャトランが飛び越えるたった数秒のシーンのために、ムツさんの指示で生まれてすぐの二匹の子ブタの横腹の皮膚を縫い合わせて固定したこともあります」
「(エンディングの近くのシーンでは)あれは崖からチャトランを突き落としたんです」(同10月13日号)