ジャニーズのグループ名はなぜダサい?隠れた法則性とジャニー社長の神的審美眼&巧妙戦略

昨年秋、ジャニーズ事務所が「HiHi Jet(ハイハイ・ジェット)」なる新グループの結成を発表した。名前の由来は、メンバーの名字(羽場友紀=H、井上瑞稀=I、橋本涼=H、猪狩蒼弥=I)と「Johnny’s entertainment team」の頭文字を取ったものだが、これにファンが反応。

「ジャニー(喜多川)がまたやらかした」「わざとダサい名前をつけているのか?」などの声が上がり、中には「殺虫剤の新商品」とバッサリ切り捨てる声もあった。

 ジャニーズ事務所のグループは、そのほとんどをジャニー喜多川社長が命名していることで知られているが、「新グループが発表されるたびに、そのネーミングセンスが物議を醸す」のが恒例行事のようになっている。思えば、今や国民的グループとなった「SMAP」や「嵐」も、結成当初は「カッコ悪い」「すぐに変えたほうがいい」という否定的な声が多かった。

 タレントにとって名前は、ルックスやスキルと同等以上に重要なもの。飛躍を期して改名する人も多いように、「名前のおかげで売れやすくなる」のもまた芸能界といえる。ここでは、ジャニーズ事務所の特異ともいえるネーミングと、成功の秘訣を探っていく。
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