長野市元善町の善光寺に約300年前から伝わる木像「びんずる尊者像」が5日に盗まれた事件で、盗みの疑いで逮捕された熊本県御船町の職業不詳の男(34)が尊者像について「巌流島に埋めてやる」などと供述していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。転売目的の可能性は低いとみられ、長野中央署は動機を慎重に調べている。

 尊者像は同日、県警が善光寺に返した。白い布をかぶせられた状態で長野中央署から車で出発し、午前11時過ぎ、事務局に運び込まれた。同寺は防犯態勢などを検討し「しかるべき時期」に本堂に移すという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e93812cd10c42517da9842b47ddd4ff588c25dac