今年2月の「実質賃金」11か月連続で減少 冬のボーナス“最大の伸び幅”も物価上昇に賃金追いつかず

物価の変動を反映した働く人1人あたりの「実質賃金」が11か月連続で減少したことがわかりました。

厚生労働省によりますと、基本給や残業代などを合わせた働く人1人あたりの今年2月の現金給与の総額は27万1851円でした。前の年の同じ月から1.1%増え、14か月連続の上昇となりました。

また、冬のボーナスは1人あたりの平均額が39万2975円で、前の年から3.2%増えました。冬のボーナスはデータの比較ができる2005年以来、最大の伸び幅です。

一方、物価の変動を反映した「実質賃金」は前の年の同じ月と比べて2.6%減り、11か月連続の減少となりました。

厚労省は「ボーナスは増加傾向であるものの、物価高に賃金が追いついていない状況が続いている」としています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/421174