話題のアプリTikTokは米国で利用禁止となる危機に瀕しているにも関わらず、その運営会社である中国テック大手バイトダンス(字節跳動)の成長は相変わらず堅調だ。

バイトダンスの2022年の売上高が、前年から30%増えて800億ドル(約10兆4900億円)を超えた。米The Informationが報じた。21年の売上高は580億〜617億ドル(約7兆6100億〜8兆1000億円)だったと見られている。

同じ中国テック大手として、テンセントの22年の売上高は5546億元(約10兆5800億円)で、21年の5601億元(約10兆6900億円)から1%下がった。売上高自体はバイトダンスと大差はないが、成長ペースではバイトダンスがテンセントを大幅に上回っている。TikTokを分離しない前提だが、バイトダンスがこのままのペースを維持すれば、23年の売上高がテンセントを抜く計算になる。

一方、米国のライバルMetaの22年の売上高は21年の1179億ドル(約15兆4800億円)から1%下がり、1166億ドル(約15兆3000億円)だった。

(翻訳・山下にか)

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