「サル」発言、共闘に亀裂 維新が謝罪要求、立民苦慮

発言は与党だけでなく、維新にも向けられたものと受け止めており、維新内には「筆頭幹事更迭だけでは甘すぎる。誠意が足りない」(関係者)と不満が渦巻く。

小西氏は党参院政審会長や参院憲法審委員を続けている。維新内には、これらの役職からも外すべきだとの声がある。

立民執行部は、維新と立民内擁護派との間で板挟みの状態にある。有効な戦術と評価する国会共闘を継続するためには維新への配慮が必要。
一方で立民内には左派を中心に「小西氏を守れ」(閣僚経験者)との声も強い。党中堅は「厳しく対処すれば、ゴタゴタは避けられない」と懸念する。

立民議員の事務所には支持者から、早急な処分を求める声と擁護する声が電話などで寄せられているという。
「このままでは衆参5補欠選挙や統一地方選に影響しかねない」(立民若手)。党内からはこんな不安も漏れる

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