命を救った、とっさの優しい行動。新潟市で橋の上から飛び降りようとしていた男性を説得した女子高校生に感謝状が贈られました。

新潟東高校に通う井口綾乃さん。男性を見かけた現場で当時を振り返りました。

■井口綾乃さん
「ずっとここで足を”がくがく”させながらだった。」

3月、自転車で学校に向かう途中、新潟市東区付近の阿賀野川にかかる松浜橋の柵を越えて、飛び降りようとしている男性を見つけました。

■井口綾乃さん
「何度か振り返ったけれど結構、自転車をこいでしまって、そうしたら柵をまたいでいた。自転車を投げて走って、手をつかんで話しかけた。助けなきゃというのが、一番強かった。」

ところが相手は外国人でした。

■井口綾乃さん
「日本語分からない感じで、ポルトガル語だよって言われたので、そこから翻訳機でポルトガル語を設定して話した。」

スマートフォンでインターネットの翻訳機能を検索し、翻訳しながら会話しました。

■井口綾乃さん
「すぐ本題に入っても耳を傾けてくれないと思ってちょっと和らげる感じで話しました。」

そして、説得の最後にかけた言葉は「辛くても死んじゃだめだよ！」

■井口綾乃さん
「男性は泣いてくれて、心優しい子だねって言われて。」

井口さんは男性と土手まで歩き、110番通報。警察が到着するまで会話を続けました。
こうした行動が人命救助に貢献したとして、警察から感謝状が贈られました。

■井口綾乃さん
「うれしい。ちょっと恥ずかしい。うまくできたか分からないけれど自分なりに頑張って相手が死なずに済んで良かったと思う。」

女子高校生の冷静な行動が1人の命を救いました。

https://www.uxtv.jp/ux-news/%E3%80%8C%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%A0%E3%82%81%E3%81%A0%E3%82%88%EF%BC%81%E3%80%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%81%A7%E7%BF%BB%E8%A8%B3-%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E7%94%B7%E6%80%A7/


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